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この間、材木やさんが来た時に
私のような仕事をしてる人は作品が全然売れないので
作っても置き場所もなく、段々作らなくなっている。。という話をしていた。
ほほぉ、、
私だけじゃないんだあ^^;
な~んて妙にお仲間が出来て嬉しい気分になったりしたんだけど。。
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まだ、お稽古をしてる人は良い方で
作品一本でやってる人はものすごく苦しいんだそうだ。
フーーム、そうかあ。。
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そこで皆ネットに手を出そうとするらし。
ネット出店をしようかという話になるようだ。
けど、ネットも売れないんじゃない?
ネットで出店しませんかー?という業者は儲かるでしょうけど
出店しても売れませんや。。
と私は思います^^;
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どちらも景気が悪いんです。
自分だけじゃないとすれば、
ま、腰据えてこの不景気を楽しく乗り越すしかないわけで
こういう時ほど良い仕事をすると運よく買ってくれた人にはラッキーと思われたいなあ^^
という程度です。ショボン。
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ま、私は先のことをほとんど考えないので
毎日毎日をコツコツと。。というだけですが。。。
一日を丁寧に生きたいです。
それだけで良いです。(消極的^^;)
こうやって生きるんじゃい。
とミロちゃんも
言ってます^^。
ネコはいいねえ、、
気持ちよさそっ。
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今日の仕事でっす。
今日からは着物です~^^
これと同じのを、、という以前作ったものの写真からの注文なので
男は紺、女はクリーム地に桜という図柄です。
まずは下地をバッチリと。
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といっても薄めの絵の具を重ねるだけですが。
厚めの絵の具を重ねると案外剥離することもあるので
薄めを重ねるのが良いと思います。
薄めだと木に吸い込まれますしね。
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ペーパーをかけても木地が出ないというくらいで止めたいです。
まあ、ペーパーの番手によっても違うんですが。
木の風合いを損ねないように、、かといってあまり薄めだと貧弱だし、
数年で退色したなんてのは嫌なので
気に入るまで重ねるのであります。
全体に白木の部分がないように
とにかく色を入れます。
何回か塗ったりペーパーかけたりしてるうちに良い色がでたら
そこで止めます^^
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だから最初は良い色にしないんです。
まだ全体が薄い頃に良い色にしてもそのまま仕上げることは出来ないし、
泣く泣く上から違う色を乗せるのも寂しいので
最初は系統としてこういう色。。という程度にしてます。
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この上にクリーム色の桜を散らします。
紺類は色が落ちやすいので
上にクリームを乗せ辛いんす。(クリームと紺が混ざってしまう~)
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今日くらい暖かいと膠の具合も楽です。
暫くは寒波来てほしくないなあ~~。
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塗ってる間に隅のところを年中刀で掃除するんす。
細いヤスリでも掃除します。
彫りと彫りの谷間のところは絵の具が乗ると更に毛羽立って汚くなるので
この汚さを放っておくと
妙に汚い作品になります。
ここを巧く綺麗にしておくと、他の部分はそうでもなくてもシャンとしたものに見えます。
ということで
せっせと小さな小刀でほじくるんすよお。