木彫り二種

昨日は新しくお稽古に来てくださる予定の方が

ご自分でコツコツと作られたものを持ってきて見せてくれた^^

それを見てびーーっくり^^

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おお~~~~、

お見事です。。^^;というか

習いに来ることはないんじゃ??^^

これは奈良の一刀彫のひな人形を模して作ってあるのだけど

今時の一刀彫にはこんな良いひな人形はないですよお。

奥さんが初めてのお子さんが生まれた頃に求めたそうで

ン十年前ですか。。。

それぞれの人形のポーズも違ってて良い見本があるんだということがわかるんですが、

それにしても見本は良くてもねーーー。

ということになりやすいけど

こちらは見本も良いけど模した作品も良いということです^^

ついでに箱も作られたそうで。。

それで結構小さいんですよ。

人形が3cmくらいかなあ。。箱も横が20cmくらいで縦も15cmくらいでしょうか。

世の中には独自に何でもできる人がいるんですなあ~。

こういうものを見せてもらって嬉しかったです。

すごい人がいたもんだ。。。

生徒さんがワークショップっていうんですか、

二日間の講習兼実演^^の木彫り教室に行って来られたというので

面白くその話を聞きましたっ^^

今人気がある三沢厚彦さん

http://www.fujitv.co.jp/events/art-net/go/440.htmlという作家の会です。

 

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これらの動物たちは大きい~んですよねー。

等身大というのか、かなりの大きさで圧倒されるようです。

そこで15人ばかりで二日間にわたって叩きノミと木槌で動物を作ったそうです^^

我が生徒さんは

作品についてはほとんど触れられず

手持ちの彫刻刀が異常に良い^^;ということを褒められて

聞いてるこっちもモジモジ^^としてしまう結果なんですが、、

その未完の作品を持ってこられて

はて、、、、と手が出せない。

それはすでに三沢先生の作風で

このまま三沢風に作ればよいのか、

はたまた生徒さん好みに作りかえれば良いのかわからない。

どういう風に作りましょ?と思う私自身もいやらしい^^;

こういうのって難しいですよね。

私は特徴をつかんで作るので

何々風でもだれ誰風でも作れるんだけど

そうすることが良いことなのか?ってことに対しては×って言いたい^^;

流動的とも言えるけど、流れ流され自分がない。とも言える。

私はこうですーーー。としっかりしたものがあって

それで三沢先生でも何先生でも押し通せるようなら良いのだけど

三沢先生が作ったと思われるようなものが出来るよっ、、、って言うのは

自慢にならないなあ~。

という理由で

躊躇してしまって、どうしたもんだか?と先に進まなかったわけです。

三沢厚彦さんの作品は今とっても人気がありますが、

動物のとらえ方としては動きがなく、ちょっと童話化したような

醒めた愛嬌みたいなものがある、、擬人化した心の表現じゃないかと思うのだけど

それは何の動物であっても良いわけです。

巨大な彫りものだということはとても大変なことですが、

彫りものとしてはある意味簡単に彫れる形で

それほど難しいとは思えないのだけど

それを真似してなんになるの?って気がしますよねー。

ということは習いに行っても自分の個性というのは大切にしないといけないよ。

ってことで

ごり押しとは違うんだけど

習いながらも自分は流されないようにして先生の良いところは素直に身につける。

という形が理想だけど

そんなことできたら先生は要らないんだよーーー。

ってことになるっか^^;

ちょっと考えさせられる一日でした^^

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