カメ吉、途中経過

遅々として進まぬ、亀のようなカメ、、、カメ吉。

只今、こんな具合です。

Dscn2410

普通のリクガメよりも甲羅を高く立派にしたいと思ってマス。

持った感じがすでに存在感あり、、で嬉しいす。

本来なら、木の場合、割れるのを避けるために

中刳りというものをする。

適当に形になってきたところで、半分に割って中身を刳りだすのだ。

そうして桃の種を抜いたみたいな状態から、またくっつけて

元の桃の状態にするのだ。

こうすることによって、将来割れそうなのを避けることが出来る。

私はこの中刳りをやってない。

これをやると妙~に軽くなるわけだ。

この軽さが、本来そのままでも軽い木が更に軽くなってしまう~。

木の重さも楽しみなうちだと思ってる。

 

堅い木だとかなり重いのだけど、ヒノキの良い部分というのは

結構軽いのだ。

案外軽いんですね。。。というのが大抵の人の一言目なんだ。

 

もうちょっと重くてもなーー。。と思ったりもする。

ヒノキや杉などは縦の割れ方がすっきりしてる木なので、

割りたい所を上からノミを当てて叩くと、ポンと下まで綺麗に割れる。

薪割りみたいな感じかな。

その割れ方を利用して作るとかなりはかどるのだ。

こうやってそろそろ出来上がってきたものにノミを入れるというのは

変な快感があるってものだ。

木は割れるということが悩みなので

私としてもその点には神経を使ってるのだけど、、

割れるということはどういうことかというと

乾燥の問題なのだ。

乾燥してないとどんどん割れる。

割れなくなるくらいまで乾燥してあれば良いのだ。

木の値段は乾燥代と言ってもおかしくない。

同じ木でも乾燥してあるのとしてないのとでは全然値段が違う。

割れを気にしないで彫るなら、どんな木でも彫れるわけだ。

そんなわけで、とにかく割れない木ということで仕入れているので

あまりの環境下に置かれる場合は除いて、ほとんど割れないでいてくれてると

思うのだ。

そんなわけで、私は中刳りをしていない。

カメ吉はホシガメなので

今後、彩色段階では星柄が入る。

美しいカメになりそうだな~~。

はやく彫ろう~~っとぉ。

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