今日は覚悟したほどには寒くなく、
今(夜)も逆に少し暖かい?と思うほどです。
昨日寒かったですからねえ^^;
ご指定のものをA4サイズの写真紙に印刷して
それを見て彫っています^^;
しかし、今回このお雛様の写真紙が裏だったのでした。
もう一枚印刷すれば良かったんだけど、
まぁいっか、、、てなことで
薄く紗がかかったような色合いで仕事してましたが、
それが案外綺麗で^^;
混色すると修理の時に同じ色が出ないからです。
なので赤と言えば日本の色で言うと朱色なので
赤っぽい着物の時は朱色を塗ります。
しかし、裏の写真が淡い感じになっていて
それもいいなあ~と思ったのでした。
で、色を説明すると難しいんですけど
橙に白を加えた色で塗ってみたら良かったのでした。
白がどれくらい入るかが同じにならないので修理修繕は難しい^^;
ひつじ年生まれです。
で、後ろ側をひつじにしてほしいということで
ちょっと描き始めましたが、
中々良さそうで笑えました。
ひつじが7匹やの。。。^^
雲じゃないす。
筆がすぐ寒さで団子状になってしまいます^^;
ま、良いと思いますけんど。。
ということで本日終了しました。
毎日1時間^^
今日は足指作りましたん。
足指人気あります。
夜も彫ろうと思ってます。
先週も書きました、朝日新聞日曜版の「匠の美」の中に
日本人では分からないこと、、、、って感じの文章がありまして
目から鱗、、的だったので
ざっと要約して書いてみます。
私なども漆工房に入った時に
漆は日本産3割、中国産7割、みたいな割合で使うという風に教えられたので
そういうもんだと思ってましたが、
これは明治以降のものだそうで(そりゃそう言われるとそうなのだ。)
元々は国産100%であった。。(これもそりゃそうだ。)
で、紙面の会社では国宝の建物を修理する仕事なので
国宝は元の形を出来るだけ守ってることが大事。。と言うのです。
だから修理も国産100%でやらないと意味ないと。
なるほど!
塗りたての漆は艶が美しいけど、段々無くなってきます。
それを維持しようと加工してみたり、別物を混ぜたりすることがあるけど
漆は艶が無くなるもの。
変に加工するなら国宝指定を諦めた方が良い。
ふ~む。。
また、彩色したものにはカビが出ますが
日本はコケが美しい多湿の国なのでカビは付きもの、
カビも日本の美としてとらえるべき、、、
というようなことでした。
へえ~~~~。
前にも違うところで
木は割れるのは当たり前。。と
ヨーロッパでは家具などが割れることはあまり気にしないというのを
聞きましたが、
日本人はそういうところには神経質ですね。
それら諸共ひっくるめて楽しめるというか大事に出来る。。ってのは
外国人から見た、目から鱗話じゃないかと思って
大いに勉強になりました^^
ポロッ。
ありがとうございます。