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世の中にはカンの悪い女ってのがいるもんで
母の葬式の時に４０年ぶりにあったいとこが
それなのだ。
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当時もカンが悪くてムシャクシャしたものだけど
４０年経っても全然変わってないのだ。
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我が家で喪服に着替えて出かけたのだけど
その喪服が襟元に花のレースがついていて母の持ってるのと似てるなと
思ってみたのだった。
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田舎に帰ってから、電話でどうも自分の喪服ではないものを
持ってきてしまったという。
やっぱり母のだったんだ。。。と思ってクローゼットを見てみると
全然似てない花のレースが少しだけついた喪服が残ってた。
しかも花はくたびれて皆半分に折れているのだった。
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どこをどうやって間違うねん。。。
全然ちゃうじゃんけ。。
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ま、母が死んじゃったので誰も着る人がいないから
そのまま着てもらっても良いと思ってそう言ったら
サイズが違ってて着れないという～。
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ならどうして葬式の時に解らなかったのかよーーー
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今回、香典返しを送った際にしおれた花のレースの喪服も一緒に
入れて送ったのだった。
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そうしたら、あろうことか
スリーピースだという～～～。一枚足りないというのだ。
うそこけ～～～～～！
この季節にスリーピースを着るかいやァ。
ワンピースと上着だろが。。。。。
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ハンガーにかけた覚えがあるという妹は二枚だったと言い張る。
まったくもーーーーーーー
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三つ子の魂百までも。。
だよね。
まったく変わっとらん。
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祖父の言ってた言葉に（祖父作ではない）
「カンの悪さや屁の臭さ。。」ってのがあった。
カンの悪いヤツを見るとすぐにその言葉を思い出す。
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口に出しては言えないけど
誰が言ったか、言い得てそう。
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まったく、臭いに違いないや。。。。プンプン。
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気分を変えてすっきりと爽やかそうな近所の川の中。カンの良さそうなアオサギ＾＾。
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