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私は刺繍が好きなのだ。
興味があるっていうのかな。。
私は裁縫や編み物などが苦手でボタンもあまり巧くは付けられないのだけど
中学の頃に夏休みの課題で刺繍を作っていったら
なんとオリンパス(刺繍糸会社)の全国大会佳作に入ったことがあったのだった。
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それで変に刺繍について執着があるのだ。
当時、足利尊氏を刺繍したのだった^^;
今は高野師直(こうのもろなお)だといわれてる肖像画だけど^^(途中で名前変えないでほし・・・・)
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今回ネットで犬筥を探していたら
こんなページにたどり着いた。
http://www.kubiwa-koubou225iap.info/newpage8.html
なにやらマジマジと様子をみてみると
年配のお母様の作品をギャラリーにして見せてくれてるらしい。
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全体を通してみてて
昭和初期の東京の山の手か、鎌倉あたりの洋館もついてる和風建築の中に
細身で着物姿の上品な婦人が刺繍をしている。。というような図を想像してしまった。
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古き良き時代。。。という雰囲気だ。
そして、楽しみながら一針一針刺してるということが想像できる。
誰にも師事してないと注釈がついているので
一人でコツコツと針を刺すのが好きな人なんだろう。。と思う。
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でもその中には
本を読み、草花を愛し、四季を楽しみ、
ひっそりと屋敷内だけでのものを満足して愛でてるという姿をおもってしまう。
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また趣味も良いけど、デッサンもしっかりしててすばらしい。
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こういうのは私は好きだなあ~~。
江戸趣味っていうか、、、
好きなものを羅列するのだけど、
あんまり脈絡がないものを巧くまとめてあるものだ。
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最近あまり見なくなったけど
昔の本など見てるとこういうのが結構あって
少し洒落の効いた気持ちが嬉しいものだ。
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どれを取っても風流なもので趣深い。
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沢村貞子を刺繍してあるのもあるけど、
こういうのって難しい~~~。
絵に描くだけでも難しいですよ。
沢村貞子が本人よりもずっと品よく美しく収まってる^^;
さぞかし本人もお喜びでしょう^^。という感じ。
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雪華というのも
寿とか福づくしなどと似てて、よいものだ。
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松と梅もすばらしい。とても品格があって
松がこんなによく出来てるのはあまり見ない。
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などと何回も何回も見てしまったのだった。。。
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時代は繰り返すので、忘れ去られたりはしないのだけど
どこか懐かしい空気があってほ~~っとさせてくれる作品だし、
いつの時代にも手先が器用で
細かい作業で膨大なものを作る人っているものだけど
ちょっとの間、忘れ去られてるような雰囲気もあるので
また再発見されてこういう趣味が元気になってくれると嬉しいと思う。
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偶然通りかかったギャラリー、ありがとう。。。
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