先生の死

朝、前に22年勤めてた工房の先生が亡くなったという電話があった。

多分100歳に近い位の年齢だと思うけど、、

私はこの工房に入ってすぐに引きこもり的な病気になってしまって

それでも辞めなくても良いと言ってくれて家で彫っては週に一度持って行く生活を

22年間も送っていたのだった。

20歳の時に入ってその時の給料が10000円だった。

それから毎年一万円づつ上げてくれたけど22年経ったって大した金額にならないのは計算しなくてもすぐわかる^^;

そしてほとんどオリジナルデザインで作ったものもすべて先生の作品になってしまって

それをずっと続けてたので工房を辞めてから私のオリジナルを持って行ったら

盗作だと言われた時はショックだった。

自分のオリジナル作品が自分のものだと証明できる人が誰もいなかったのだった。

私と先生しか自分たちのどちらが彫ったか分からないのだった。

長い時間だったと思う。

自分の病気もあったので使ってくれたのは有難かったのだけど、、

楽しい日々ではなかった。

そういう意味でやっと一区切り出来た。という気分になった今日だった。

もっと早く思い切って出れば良かったのだけど、、、

お陰で辞めた時はすっきりしてて、その後に一般にやる下請けなどは一切せずに

その仕事にはかかわらないことにした。

そんなわけでこんなことも平気で書けるんだもんね~^^

今も収入は多くないんだけど

楽しさは別の世界で、独立してから今年で10年なんだあ~~。

倒産しそうでしなそうで、、みたいな状態でなんとかやってきて

忙しくもなく暇でもなく、、という程度に仕事もあり、、

生徒さんもいつも平均した人数の方が来てくれて、

良かった^^と思うこの頃です。

前の職場の記憶は捨て去りたい、、という気持ちが大だけど

それでも先生、お世話になりました。

ということは言わないといけないね。。。

Img_5405

亀と山との間を

すっきりと開けたいなあ~という

気分がムラムラとしてきましたっ。

Img_5406

少しづつ穴を大きくして

胴体を山から

離してみたんですが、

すっきり離れてても

大丈夫だな。。と思う反面、いや、あぶねェ。。とも思うわけで

どうしよ。。。。

Img_5408

山はクレープを重ねたみたいな年齢に

なってます。が、

このまま漆を塗ると

あまり年輪が見えなくなるし、

ペーパーをかければ見えるようになるけど

山っぽい味わいが減ってくるようにも思ふ^^;

ということでカエルと一緒に塗りに入りまっす^^


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