木彫りの作品を長く大切にするために気を付けたいお手入れ方法とは

木彫りの作品を大切にするためには、直射日光と風が当たらない場所に飾りましょう。ほこりを払うときには清潔な乾いた筆を使用すると、傷つけずにお手入れできます。収納するときは、薄紙で包んでから桐箱に入れると状態を維持できます。

木彫りの作品のお手入れ方法とは?

木彫りの作品を見ていると、作者の思いが伝わってきます。近付くとほんのり木の香りが漂う、木目の美しい木彫りの作品をもっていると、心なしか癒やされるでしょう。

 

ところが、木彫りの作品は間違ったお手入れ方法を続けていると、シミができたりヒビが入ってしまったりすることがあります。木彫りの作品のお手入れ方法で注意する必要があるのは、「飾る場所」「ほこりの払い方」「収納の仕方」の3点です。 

飾る場所

木彫りの作品を飾る場所は、直射日光が当たらず風通しのよいところです。出窓はお気に入りのものを飾るのにぴったりの場所ですが、日中は直射日光が当たりやすい場所でもあります。そのため、長期間出窓に木彫りの作品を飾ることはおすすめできません。直射日光にさらされ続けると、色が褪せてしまう可能性がありますので、注意してください。

 

風通しのいいところは、木彫りの作品を飾るのにふさわしい場所です。しかし、直接風が当たるところや、エアコンの送風口の近くに飾るのは、やめておきましょう。風に当たり続けることによって、作品に使用されている木材が乾燥してヒビが入ったり、反り返ってきたりする可能性があります。

 

木彫りの作品を長く大切にするためには、直射日光と風が当たらない場所に飾りましょう。

ほこりの払い方

木彫りの作品を飾っていると、いつの間にかうっすらとほこりがたまっていることに気づくでしょう。テーブルと同じように水拭きしたくなる気持ちはわかりますが、木彫りの作品を濡らすのは厳禁です。なぜなら、水分が染み込んでしまい、シミになってしまう可能性が高いからです。

 

まだら模様にシミができてしまうと、せっかくの作品の雰囲気が台無しになってしまいます。息を吹きかけてほこりを吹き飛ばそうとする方もいますが、息と一緒に唾液を飛ばしてしまうことがあります。唾液が木彫りの作品に付着すると、その部分だけシミになってしまうので、息を吹きかけてほこりを払おうとするのはやめましょう。

 

心を癒やしてくれる木彫りの作品を、触って愛でたくなることもあるかもしれません。その場合も、濡れた手で触るのは厳禁です。また、汚れた手で触ると、木彫りの作品に汚れが付着してしまう可能性があります。触るときには、必ず清潔な手で触り、木のなめらかな手触りを楽しみましょう。

 

一番おすすめのほこりの払い方は、絵の具などをきれいに洗い落として乾燥させた筆を使用する方法です。木彫りの作品を傷つけることなく、細かい部分のほこりまできれいに払えます。

 

大きな木彫りの作品であれば、ほこりを払う道具である「ハタキ」を使用するのもよいでしょう。しかし、小さな作品の場合は、ハタキがひっかかった衝撃で作品を傷つけてしまうかもしれません。

 

繊細な木彫りの作品は壁にぶつけたり床に落下させてしまったりすると、欠けてしまいます。小さな作品のほこりを払うときには注意を払い、清潔な乾いた筆を使用するのがおすすめです。

収納の仕方

一年中ずっと飾っておきたいお気に入りの木彫りの作品もあれば、ひな人形や五月人形のように飾る時期が限定されている季節ものの作品もあります。一年のうちで飾る期間が短い作品については、収納の仕方が木彫りの作品の状態に大きな影響を与えます。

 

木彫りの作品を収納するときは、「桐箱」に入れるのがおすすめです。桐箱とは、「桐」という木材で作られた箱のことです。木彫りの作品を購入したときに、入れてもらっていたことが多いのではないでしょうか。桐箱には制作した彫刻家がサインし、落款が押してあります。ものによっては、紐が付いていて、紐で結んで箱を固定できるようになっています。

 

桐箱に入れた木彫り作品の収納場所は、湿度が高くもなく低くもない場所を選びましょう。湿度が高すぎる場所では、カビが生える可能性があります。逆に、湿度が低すぎる場所では、ヒビが入ってしまうこともあります。桐箱には優れた調湿効果があるため、桐箱に入れて適切な湿度の場所に収納しておけば、中にしまってある木彫り作品にダメージを抑えられるのです。

 

桐箱に木彫りの作品をしまう際には、そのまましまうのではなく薄紙で包んでからしまいましょう。

破損しないようにビニールの梱包材で包む方がいますが、ビニールは湿気を閉じ込めてしまうので、使用しないでください。

 

まとめ

大切な木彫りの作品の状態を維持するためには、お手入れ方法に気を付ける必要があります。飾る場所は直射日光と風が当たらない場所を、ほこりを払うときは清潔な乾いた筆を使用しましょう。収納するときは薄紙に包み、桐箱に入れておくのがおすすめです。

 

「わきたけいこの木彫の世界」では、木彫りの作品をご購入するだけでなく、オリジナルの木彫り作品の受注も行っております。木彫り教室も開催しておりますので、自分の手で好きなものを制作することも可能です。木彫り作品に興味のある方は、お気軽にお問い合わせください。