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アート・文化

電話

昼に今作ってる仏像の注文主の方から電話があった。

福島県相馬という住所しか知らなかったので

被災してから一度メールを頂いた時には

家はなんとか無事で福島の方に移ってるという内容だったけど

その後のニュースで、ひょっとして原発の方にかかるんじゃないのか・・・・?と思ったりして

毎日仏像を作ってるので頭の中はそのことがグルグルと出口が無い状態で渦巻いていた。

電話で、実は始めて話をするのに、もう遠い昔からの知り合いのような気がしてしまって

お元気な声を聞いて感極まってしまった。

家はちょっと高台だったので津波は免れたものの

原発の20キロ範囲に入ってるのでその後家には戻れてない。

福島に親戚と一緒に家を借りた。ということで当分の間、、何年になるか分からないけどそこで頑張る。

見通しはつかない状態だという。当然のことだけど。。

ということで仏像は必ずや貰うのでそれまで預かっていてほしい。という話だった。

これもまったくその通りのことなんだけど

そう言われるまではこっちで勝手なことをするわけにはいかない。

ご本人の考えを聞いて、そのようにするしかないし当然の話なので変にすっきりと納得してしまった。

というわけで仏像さんは気長ーに待ってもらうこととなりました^^

良かったです。

うちと同じ名前のルルちゃんというダックスがいる。と以前のメールに書いてあったのだけど

ルルちゃんは地震の時に頭にガラスが落ちて刺さって死んでしまった。。ということで

見たことないルルちゃんにも思わず涙がどーっと出てしまってしゃべれなくなってしまった。

ともかく、様子が少し分かったので

私は仏像を完成させて他の仕事に移ろうと思う元気が出た^^

なにか、分からないままで他の仕事に手を出す気になれなかった。

ま、チンタラ仕事をしてるからそういうのんびりしたことも言えるんだけど^^;(もっとせっせと働け~^^)

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仏像の顔は微笑み、、が良いか

多少厳しさがあった方が良いか、

とその場その場で考えながら彫るんですけど

大抵の場合、私は慈愛みたいな顔にする。(というか自然になっちゃう。)

そういう顔が好きなのかもしれない。

タマには厳しい顔のものも作ろうと思うんだけど口をへの字にした時点で

こりゃおかしいや、、と止めちゃうんですよね^^

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台座も少し変えてみました。

ちょい渋にしてる最中です。

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20センチくらいの小ささなので

もっと細い仏像にすれば良かったかなと思うんだけど

細いと更に顔などが彫りづらくなるのでやはりもう少し大きい仏像の方が彫り易いなあ。。。

と思いまする。

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漆ついでにこちらも完成させようと思います。

光背はやたら平安時代になってしまって

良い感じだけど恥ずかしい位です^^;(あまりに平安時代なので贋作作りの気分です。)

絵の具の時と漆の時では多少目のサイズを変えないと

印象が違うので今、目を少しづつ修正してるところっす。

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置きっぱなしだったヒルネキツネも

やっとこ金箔を貼ることにしましたっ。

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きんつばみたいだけど

生漆を二回摺っちゃったので

3回目に砥の粉を蒔いたら

こんな風に馴染まない状態になりました。

もう一回やったろ。

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久々の金箔。

すごーく上手くなってるので自分ながら感動した。

どう上手くなってるかというと

金だ金だと焦らなくなった^^;

そのお陰でゆったりと肩が凝らずに貼ることが出来てすんごく余裕だ^^

あはは~。である。

Img_6280

ついでにゲテーっと貼りゃあ良いってものではないのを発見した。

隙間が大事だ^^。

それは生徒さんにも教えて貰ったんだけど、

まったくその通りで、キンキンギラギラはやはり下品だわ。

隙間から漆が見えてる程度が良い。

ま、上からも漆を塗ってしまいますが、、、、

しかし、こんなにも金箔が楽だったなんて。。。

以前に友達が金箔なんて楽だよ。とフンって顔をして言ってたのを思い出すが、

これだと私もフンって顔をして楽だよ。と言えるようになってめでたい^^

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ありがとうございます。

 

 

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