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友 近方から来る

先日、以前にも書いたことのあるひな人形作家の友達が

(案外近く(二キロくらい。。)に住んでながら10年に一度くらいしか会わないんだけど、、、)

切り出し小刀の安くて使いやすいのがあるので

自転車の散歩のついでに持って行く。。と言われて数か月。

突然来た^^;

Img_3248

私はこういう切り出し小刀を持ってはいるのだけど

ほとんど使ったことがな~い。

こういう刀が好きな人はこれ一本で色々こなすものだ。

私はこれが切れるとはわかるけど

研ぐのが大変そうで・・・・・・

切り出しはおろか、普通の小刀でさえあまり使わないのだ。

勿論研ぎの面倒くさそうな三角刀なども使わない^^;

そしたら切り出し小刀の正しい研ぎ方^^まで教えていってくれた。

同業もどきの友達は便利だ^^。

考えてみると30年くらいの知り合いになるけど

会うのはそのうちの数回くらいなのに

材木から彫刻刀と良いところを色々その度に紹介してくれるのだ^^

ありがたや~~。

ついでにこんなのも作ってきてくれた^^

Img_3247

この小ささ。。。

一円玉が大きく見えるくらいだから本当にちっちゃいんすよ。

これを段飾りにして来年は売るんだそうな。

このFさんは私よりも7歳上のもうすぐ60歳近いのだけど

こんなのが見えて作れるんだな~~。

私はもうこんな小ささは無理です^^;

しかも、、、、

この人形を一個10分くらいで作ってしまうという~。

それも木口取りしてるのだー。

私だったら横にとって男の烏帽子の先だけ別植えするなー。

木口ってのは横よりもずっと刀が切れないとやりにくいもので

普通で言うと

切り口が真っ白の上にガサガサになってまう~。

こういう時に切れる切り出し小刀で彫ると

斜めスライド切りになるので綺麗に切れるんだよォ。

とまあ、理屈ではね。そう言えるんです^^;

このFさんは

30年ほど前に私が勤めていたところに半年ほど遅れて入ってきた後輩(力を入れたい^^;)

なんだけど

その後会う度に新しいところに弟子入りして

どんどん技術を身に付け

仕事も速く、疲れも知らず、愛想もなく、、

私と差をつけていくのだが、

唯一私の方が趣味が良い^^。

絵ごころ的なものがちゃう(と私は思っている)

これは重要かつ重大でしょ^^。

そうやってお互い自分の方が上だ。。と思ってるに違いない。

めったに会わない特徴として

お互いの人生の流れが良くわかる。

もう人生も終わりに近づいていていつ死んでもおかしくないのだけど

その際、どっちの人生が良かったか。。。などと考えてしまったりする。

案外、あちらの人生も悪くないじゃん・・・・

と思ったり、

あいつはやっぱりいい仕事しないな^^と思ったり。。

そんな仕事してて面白いのかよ。。。と言ったり、

そんなものつくっててもしょーがないでしょ。。と言われたり。。

怪我とか病気とか、いろいろな災難にあわずに

こんな仕事をし続けてこれて

これで食わせてもらって、、

お互いに案外幸せなんだ。

他の友達の噂を聞くとやはりいろいろある。

離婚だとか、お金だとか、、

こういう問題で躓く。

そうそう順風満帆にはいかないんだ。

私たちのように一人で仕事をやってる人間にとっては

波はつきもので

やはりサラリーマンとは違う。

長く同じように仕事をしてられる人間は少ないんだ。

たま~にあって

へ、まだ元気なんだ^^;なんて思いながら

目と鼻の先の距離に住んでて

特別会おうともせず、

お互いに同じような仕事をして、、、

チラチラと噂をきいて、、、、

なんて暮らしも良いじゃん^^

元気でやってほしいなーーと素直に思える年になってきた。

こんなんもいいね。。

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