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2007年8月

江戸小紋

先々週だったか、朝日新聞の一週間の連載に

私の好きな染色で人間国宝の小宮康孝さんの文章がでていた。

私は小宮さん(なれなれしいが^^;。。)が昔っから好きで

ついつい、見てしまう。

いつも流れとしては同じなんだけど

近所のオジサン風の小宮さんの顔立ちとか

近寄りがたい感じを受けない庶民的な人間国宝だということとか、

なのにすごい仕事をしてる。。とかいうことが好きなんだ。

江戸小紋というのは、着物だ。

どちらかというと、関西の人には受けないな~~という感じだ。

お茶をやる人とか、

紋を入れて黒い羽織などを上から着ても絵になるな~~。

とりあえず、見た感じは無地なんだ。

ところが、じーっと見てるとすっごい細かい柄があるの。

その柄が、点々だったりするのが普通だけど

点々が集まって、梅になってたり、波になってたりする。

江戸らしい雰囲気としては、大根と大根おろしなんて柄もあったりして

洒落っけがとても良い。

小宮さんの仕事としては

簡単に言えば、型紙を使って反物に色をつけていくって作業だ。

版画みたいじゃなくて

穴に色なり糊を入れるって作業かな。

簡単に言えばそうなんだけど、、、、

その簡単さでは人間国宝にはなれない。

型紙の穴ってのが1cmの中に何十とかいう数なのよねー。

そういう小さい穴の中に糊状のものを入れる仕事を

反物の長さ=12mに永遠やっていくのは難しい!

が、

こっそり思うのは、

その型紙作りのほうがもっと面倒なんじゃないか、、、って気持ちもする。

和紙に柿渋を塗ったものに穴をあけていく仕事ってのがあって

伊勢型紙っていうのだけど

これはもう気が遠くなる。

好きな人しか出来ない仕事だ。

これはすごいっす。

針を自分で刀に作り直して使う。。なんてことを聞いたことがある。

市販のものでは間に合わないのかもしれない。

関係ないけど

植物学者の牧野富太郎先生も

植物を正確にうつす為に自分で毛が1本とか2本の筆を作ったと読んだことがある。

自分が使いやすい道具を作るってことも大事なのだ。

小宮さんは、

人間国宝になったからと言って

急に自分の作品の値段が上がるってことはいけないのだと書いてあった。

(もちろんそうは言ってもお手間がすごいから安物ではないとは思うけど^^;)

有名になるととてつもなくお値段が上がるってことは

気持ちは充分にわかるんだけど、

嫌らしいな。

そういうところにも信念が欲しい。

自分を正しく見れる値段ってのがあると思う。

ま、いくらであっても、高いと思う人や安いと思う人がでてくるのはしょうがない。

けど、

自分はこの値段でいきたい。。と思う気持ちは大事なような気がする。

どんなことにも自分らしさってのは大切なんだ。。

Img_0919

 

 

全然関係ないけど、

先日頂いた甘夏の大福^^

甘夏ー?って疑いの眼だったんだけど

美味いっすー。

イチゴ大福の出たときの感激と落胆を思い出すけど、こちらは逆だ^^。あはは~。

アブ

鎌倉へ行った時に

路上に不思議な虫を発見したので早速写真を撮ってみた。

Img_0929

でっか!毛むくじゃら。怖そう~。ハチにも似てる獰猛な感じ。。。

死んだ蝉に抱きついてるように見えるアブ状の虫。

ただ抱きついてるなら微笑ましいけど

そんなことをするわけはないだろうから

吸血?

蝉だから血がないかーーー、、などと考え考え歩いてきた。

帰ってきてからネットでアブについて調べてみたけど

このアブがなんという名前なのかにたどり着くまでにかなりの時間を労してしまった^^;

そこでとうとう見つけ出した名前はシオヤアブ。

昆虫を捕まえて体液を吸うんだそうだ。

なるほど~~。

自分よりもずっと大きな蝉だとかトンボだとかも攻撃するらしい。

ギンヤンマなんかも捕まえると書いてあった。

すげ~~。

全身毛むくじゃらで体長は3cmくらいはあった。

あまり近くで写真を撮って、急にこちらに向かって攻撃してきたら怖いなと思った。

我が家のほうでは見たことがない。

さすが鎌倉^^。

自然界は厳しいのぉ~~。

小さな昆虫の世界もじっと見ていると毎日死闘の繰り返しだ。

ちょっと裏返しになったらもうアリの攻撃を受けたりしている。

ま、このアブに関しては

やや死にそうな蝉を腹のほうから抱きついてるので楽だったと思うが

他で見た写真は皆背中から首筋にズボッと管を刺して体液を吸ってるようであった。

ちなみにこのでっかさでも

牛アブと違って人を刺すようなことはないみたいだった。

こんなんに刺されたら入院騒ぎになってしまう~。

アッブねーーー、、、などと^^;

いやはや見たことないものを見て感激感激^^。

鎌倉

久しぶりに、本当に久しぶりに鎌倉へ歩いていった。

とっても暑いお昼頃テクテクと日傘を差して歩いていったのだ。

ここ一年くらい体力が弱くなっていて

前は普通に歩けた鎌倉への道のり(大体6キロくらい。。)が

辛くなったのだった。

私は運動類が嫌いで

ついでに乗り物類には乗れないという

不便なタイプで、

唯一の移動力と運動が歩きなのだ。

それが元気がなえてきて、6キロくらい(そうはいっても行けば帰ってこないといけないので12キロか^^;)が辛くなるなんてーーー。

でもちょっと最近足の調子も少し良くなってきて

歩けるかも。。。と思って歩いたら歩けた~~^^。

Img_0923

懐かしい、鎌倉の亀が谷峠。

夏の光をうけて緑が綺麗~。

鎌倉はシダ類が美しい。やはり地下に水が多いのかなあ。。

鎌倉の駅近くの商店街に行くと

もうあっという間に店が変わっていて浦島太郎状態。

それも観光目当ての店ばかりできてしまって

鎌倉の良さがなくなってきてるのだそうだ。

店が粗悪になってる分、そこに来るお客さんも質が落ちてきてるそうだ。

なるほどね~。

そんなこんなで、あそこにあったちょっと良い器やさんは?などと

思うともうないのだ。。

鎌倉では良いものが買えなくなった。

私のように遠出がダメなタイプには寂しいことなんだ。。

なぜか変な漬物やとか煎餅や、、とか歩き食いの店が多くなった。

変だよね~~。

お蕎麦やさんで熱ーいかけそばなんかを食べてやたら熱くなっていたら

お蕎麦屋さんのおばさんが団扇を貸してくれた。

鎌倉の団扇は花火大会の団扇だ。

去年のだけど、、、と言われて見てみたら中島千波のヒマラヤの青いケシの絵だった。

涼しげ~~。

この団扇は鎌倉市在住の画家の人が(多分ボラで)描いてくれるものなのだ。

良いタイミングで教えてもらった。

10日は鎌倉の花火大会で

団扇はその売り上げが資金になるのだった。

いつも気がつくのが大会の後で

買えたためしがない。

もう10年くらい前の団扇をまだ使っている。

そこで早速観光協会へ行って買うことにした。

 

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今年のは小泉淳作画伯のやや陰気なのに暑苦しいコテコテひまわり。

ちょっとがっかりしたけど

とりあえずは買えた。300円。

昔はもっと高かったように記憶してるけど~~。

毎年揃えると楽しいんだ。

やはりどんな絵かなというのが楽しみ。

ついでに竹製で

使ってみると涼しさ抜群。

暫くは、ご飯を冷やすのに使う~(我が家ではご飯を冷やす必要がある時だけ

団扇を使うのだ^^)

暑い中日射病にもならずに無事生還してきて良かった^^。

今夜は深く眠れそう~ッ。

 

梅雨明け

やっと梅雨があけた。

よく降ってくれた。

今年の水は安泰だろう~。

メダカの鉢もあふれんばかりだ。というよりも散々あふれて満タン状態なんだと思う。

昨日のお稽古に久しぶりに来てくれた生徒さんがいた。

ほぼ3年ぶりだ^^;

一番最初からの生徒さんで、籍としては7年ほどになる。

月謝袋は一年分をまだ終ってないので

何年かに一度くる。。というペースなのだ。

久しぶりにやると目が肥えてきたそうで、

中々よい進行具合であった。

時間を置くのもそれなりに良いことがあるものだ^^。

3年というと、辞めたと言ってもおかしくないのだけど

そうではない。

一回でも辞めてしまう人はやめてしまうし、

何年来なくてもやめてない人はやめてないのだ。

行く行くといって絶対に来ない、実はやめてしまった人もいる^^;

微妙だな~~。

我が家のお稽古は辞めるのは自由なので

辞めます。といわなくても問題ない。

勝手に来て、勝手に辞めてよい。

私の考えとしては、趣味のことに

仕事のような気使いをしたくない。ということなのだ。

だから、半年分前払い、とか

休んでも月謝を払うとかはしていない。

来た分だけ払ってもらうことにしている。

とりあえず、キリの良い所で2回分頂いているけど

その月に来れなければ、次の月でも来年でも良い。

色々なお稽古をされた経験のある人は、

本来の月謝という意味で、お休みしても払ってくれる人もいる。

それも大歓迎だけど^^;

久しぶりの生徒さんは、私と同じくらいの年なんだけど

最近のこういう年頃の人の会話は

ほとんど親の介護の話だ。

例外がない・・・・・・・

皆さん色々な苦労があって大変なのだ。

親よりも子のほうが疲れて死んじゃいそうな雰囲気もある。

子が親の面倒を看るのは良いことだけど

その過労によって親よりも先に死んじゃったらいけない。

それほど子に面倒みさせてはいけないけど

だからといってどうなるものでもないしねえ。。。。。

ましてや、死にたい死にたいなどという親の面倒を看るのは

先に希望が見えなくて苦しいものだ。

死にたいといいながら良く食う人もいるっしね。。。。。

食わなければ死ねるよ。。。。などと言いたいけど

自分に置き換えても、死にたい時でもやっぱり食うね^^;

やっぱり順番から言っても親が死んで、その後子どもが死ぬということが

一番良い。

これが幸福というものだ。。。。

ウン。そう思う。

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阿弥陀さまが彫りあがった^^。

この形はやや人気で、彫るのももう何個目かなんだけど

今回のは持ち運び旅行用ではないそうで

光背を透かしにしてみた。(まあ、ちょこっとだけど^^)

蓮華台も少し厚めにしてみた。

旅行用だとサイズや丈夫さに制約があるので。。。。

ポッカリと咲いた蓮の上に鎮座される。。という姿を求めているのだけど

中々自分が思ってるようなポッカリ具合にならない。

それにしても頭のツブツブは面倒だい。

拡大鏡を使って彫ったけど、そんなに綺麗ではないのに時間かかるったらない。

坊主のお地蔵さんが懐かしい~~。

彩色なので、色がつくと随分変わると思います。

どんな風に出来上がるかな~~。