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アート・文化

道具類

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雛人形最後のお道具類が今日で全部出来上がる予定~^^。

長かったなーーーー。

今日お膳を作って終わりだ。

本領発揮というわけではないけど

鳥と魚は我ながら良い感じ^^。

注文主の方が本を送ってくれて

それに似せて作って欲しいというご希望だったので

朝倉摂が若かりし頃描いた小さな絵を見ながら作ったのだけど

お供えのところにヤマドリのつがい、と魚二匹。ってのが妙に可笑しくてひっかかる。

海のもの、山のもの、ということなんだと思うけど

ヤマドリなんて今時狩猟でもやる人じゃないと手に入らないだろう。

ちなみにヤマドリってのは雉に良く似てて

色合いが赤っぽい鳥なのだ。

昔一万円札の裏側に印刷してあったと思う。

色さえみえなければほとんど雉と同じ感じだ。

死んだ鳥を彫るのは初めてなので変に面白い。

よく画家のデッサン集など見ると鳥の死骸を描いてあることがあるけど

勉強にはなるんだけど、ちと気味悪い気もしなくはない。

それと同じ雰囲気で、首を不自然に後ろに持ってきて目をつぶっている様子を彫るのは

ちょっと不思議な気持ちだった。

けど、出来上がるとやっぱり豪華だ。

魚は今なら鯛じゃないか。。というご意見もあって

なるほどそうかもしれないなあ~と思ったけど

絵を見るとどうやら干し魚のようである。

川魚の干したものに見えるのだけど、どんな魚なんだろうか。

私は干した魚と生の魚と中間にしてみた。

魚自体は普通に彫って、色だけ干したような色をつけてみた。

ま、そこまでこだわることもないのかもしれないけど

絵が結構忠実に描いてあったので、同じようにしてみたいという遊び心に似た気持ちから

やってみた。

おき方も意味があるのかどうか解らないけど

二匹を向かい合わせに置いている。これも面白い。

解らないながら真似をしてみたのだった。

今日はお膳を塗ってるのだけど

普通雛人形のお膳は蒔絵の食器が置いてあるだけだけど

このお膳にはちゃんと食物が入っているのだ。

雑穀のご飯らしきや、なぜかお餅、青いおひたしか漬物みたいなもの。。というように

具体的に描いてあるので

これも同じように作ってみた^^。

こういうのは本当に趣味の世界で

実際に商売となると全然合わない。

本来なら、これらを内裏様二人分を作らなければいけないし、

他にも色々今回カットしてしまった道具類が沢山あるので

これらを全部作ってみればかなり豪華ですばらしいものにはなると思うけど

すばらしい金額にもなってしまうと思うので

器用な人が自分の為にコツコツ作るのが一番かもしれない^^;

ともあれ、こういうものはお任せということでは無理で

注文主の方の思いいれや、細かな指図をしてもらって

やっと出来上がる。。という寸法で、

まったくその細やかな思い入れには頭が下がるのだった。

強く心に思えば

長い間にはそれを手に入れることができる。という見本のような

仕事だった。

よい仕事ありがとう~~。

ばんざ~~~い!

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