木の人形の扱いについて

よくお雛様に虫がついたり、昔でいいますと鼠がかじったり、
ということをききますが、それは布や布を貼る時の糊に、つくのです。

木の人形は、まったくそのような心配はいりません。
私が使用しているひのきは、よくまな板などにも利用されますように、
殺菌効果の高い木です。
他にも楠などは、昔、樟脳といって虫よけに使われていた木です。

ここで紹介している人形は、部分に至るまで木以外使用してませんので、
虫はまったく心配ありません。

人形を出窓などに飾るのは、ちょっと心配です。
直斜日光や、風の当たるところ、エアコンの当たる所などは
やはり天然のものなので、ヒビが入ったり、反り返ったり、
退色する可能性が
大きいです。

木は生き物です。
生きものとしての愛情をかけてあげることが大切です。

人形を飾られますと、どうしてもホコリがかかります。

よく、フッーと息でホコリを払う方がいらっしゃいますが、
唾が飛ぶとシミになりますので、気をつけてください。

古くなった筆をよーく洗って乾燥させます。その筆をパサパサにして
塵を払って頂くのが良いと思います。

羽のハタキなど使用しますと、
そのまま人形も飛んでいってしまうことがありますのでご注意ください。



よく人形ケースにしまっていただく方も多いですが、
私はあまり好きではないんです。

なるべくなら、閉じ込めないで、そのまま飾って頂きたいんです。


人形をお買い求めの方で、常時出して飾られる方と季節や気分にあった時
出される方がいらっしゃいます。

しまう時間が長い場合はやはり桐箱が一番です。
桐が湿気を吸収してくれるので、箱の中は安定しています。
中にウコン布に包んで入れておかれるのが良いと思います。

くれぐれも保護の為にとビニールのプチプチしたのにくるんで
しまわれることのないようにしてください。

あれは、輸送の時だけにお使いください。

人形にとって桐箱は、ただ収納という意味だけではありません。

箱書という大切なものがあります。
題名を作家が箱書きして、サインして落款を押す。
という本当はそこが一番価値のあるところなんです。

でも最近は、すぐ飾ってそのままでしまわないので箱は要らない。
とおっしゃる方も多いので、すべてを桐箱にお入れしてません。

箱がお入用の方はおっしゃってください。

箱にもいろいろございますが、紐付きもご用意できます。
高価な雛人形などは、紐付きの箱が良いでしょう。

十字にかける紐や、横に2箇所づつの紐などがあります。


わきたけいこの木彫の世界